第8 経済

韓国時代においては、一般経済界衰微を極め、財政窮乏して国民経済上の施設のごとき、少しも顧みる余裕がなく、幣制混乱し、物価動揺し、 民力の疲弊ほとんど極みに達していた。
保護政治以来経済上の施設見るべきものあったが、積弊の極まるところでなかなか効果は上がらなかった。
また、そこここに盗賊のたぐいが出没して、生命財産の安泰を欠き、経済発展はなかなか進まなかった。
日韓併合後、総督府は殖産興業に力を入れ、交通、金融機関の整備に努め、各種産業の改良を奨励し、生命財産の保障、 地方民心の安定、内地資金の流入などの努力をした。
南大門

かくして、その効果は徐々に現われ、産業は面目を一新し、貿易は異常なほど進展、民力は豊かに、財政は堅固となり、 経済の発達は実に驚くべきものがあった。別表を参照すれば、このことは一目瞭然である。

経済状況の併合前後比較

明治43年昭和8年比較(倍)
諸会社払込資本金1590939787525
農産物売額1571585352833.4
林産物売額19240795614.1
水産物売額8466513786.1
鉱産物売額6068403016.6
工産物売額3096837390012.1
貿易総額5969677281313
通貨流通見込高29904737342.5
各種銀行預金1835529730716.2
各種銀行貸出金4091256289613.8
各種銀行為替受払高(受入)28227131219046.5
各種銀行為替受払高(払出)23907124872252.2
全鮮手形交換所手形交換高20489108999053.2
物価指数(京城)102.86160.091.6
労銀指数(京城)101.09149.461.5

単位:千円

最終更新日: 2014-01-09 05:56:49

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